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【第87回】日本の医療政策の課題

津田塾大学 総合政策学部 教授 伊藤由希子


<3つの重要ポイント>


①診療情報の共有と政策活用

個人単位の診療履歴を活用して、医療機関がどのような属性の患者を受入れ、

どのような治療アウトカムを達成しているのかを示す。

⇒医療政策を検証する目的で、国民の共有情報資源とする。


②急性期病床再編と人材の集約

医療機関ごとの診療履歴を活用して、高い専門性が必要な急性期医療の人材の

集約化と効率化を進める。

⇒急性期治療を効率化し、患者の健康と医療者の業務の改善につなげる。


③公的保険の給付と負担の透明化

健康を実現するためにどこまでを公的保険で維持するか、適正規模を検証する。

そのなかで、透明性の高い給付と負担を実現する。

⇒持続可能な公的保険の規模を考え、透明性の高い制度とする。


【参考動画】


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