ユネスコ日本政府代表部大使 尾池厚之
<3つの重要ポイント>
① SDGsやパリ協定は、2015年にピークを迎えたマルチラテラリズムの所産。国際協力・経済連携を通じ、経済発展、格差是正、環境保護。
② 2017年以降、国際環境の変化により、SDGsさらにはマルチラテラリズム自体が多くの困難に直面。しかし、SDGsは国際機関、民間企業、NGO、地方自治体に十分根付いており、ボトムアップで活動は続く。
③ 日本は国際機関への更なる貢献が可能。仮に資金貢献が十分できない場合でも、以下が可能。
・独自のアジェンダを設定し、これに重点的に資金配分し、人的にも支援するとともに,各国を巻き込み成果を出す。
・日本に直接関連しない重要案件や各国対立案件などで知恵を出し、汗をかいて「徳を積む」。
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