経産 省製造産業局長 山下隆一
<クリーンエネルギー戦略の3つの狙い>
①円滑なトランジションがCN成功の鍵
カーボンニュートラルの達成のためには、エネルギー安全保障を踏まえた現実的な
トランジションが必須。
②社会・経済・産業の歴史的大転換という時空で捉える
化石エネルギーの上で繁栄してきた人類が、社会、経済、産業の根幹の構造を抜
本的にクリーンエネルギーに転換していくチャレンジ。技術的にも、ビジネスエコノミク
ス的にも、制度設計的にも、既存の枠組みの延長線上の発想を超える必要あり。
③グローバルな大競争の中での市場・ルール構築での先行
不確実性が極めて高い中、企業の投資やグローバルな資金を引き出し、人材・情
報・技術等を集結させるため、国のコミットの下で、予見性・透明性のある具体的で
魅力的な仕組み・経済メカニズムを構築し、世界規模での新しい市場・ルール構築で
先行し、我が国の産業・企業の競争力強化につなげる。
「第108回 クリーンエネルギー戦略(中間整理)」
〇出演者:経産省
:前首席エネルギー・環境・
イノべーション政策統括調整官
:前資源エネルギー庁次長
:製造産業局長 山下隆一
〇司会者:東京大学 名誉教授 伊藤元重
<概要:主な論点>
①中間整理の概要(第1章/第2章)
②2030年/2050年目標に向けて
③「値差」支援(水素・アンモニア)
④電力の需給ひっ迫への対応策
⑤電力の需給調整について
➅規制・制度的措置による民間投資促進
⑦産業のエネルギー需給構造転換
⑧今後のエネルギー需給見通し
⑨3つの重要ポイント
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